
「Wakana」は、芽吹く植物の色である“若菜色”に由来する名前です。
この建物は、東側の外壁を若菜色の塗装で仕上げ、ゆるやかなカーブを描く曲線のフォルムで構成しています。
外壁だけでなく、リビングの内壁にもこの若菜色の曲線壁を採用し、内と外をやわらかくつなげています。
内外ともに優しい曲線で構成された形と、初春の若菜のように明るい緑色が、この建物全体の印象を形づくっています。
その対をなす西側には、真っ白で大きなボリュームを配置し、ファサードに設けた斜め壁がシャープで引き締まった印象を生み出しています。
柔らかな若菜色の有機的な表情と、鋭い白の直線的な造形。
その対比が、穏やかさと緊張感を同時に感じさせる魅力的な建築をつくり出しています。
初春の若菜が芽吹くように、日々の暮らしに新しい息吹をもたらす家でありますように。
設計 ユキ建築設計事務 齋藤 由紀















